削除に関する仕様
削除に関する仕様はプロトコルの 削除関係の項で言及されてますが、その補足です。
2つの「削除」
削除操作には2系統あります。 1つが削除で、もう1つは削除依頼です。 削除と削除依頼には直接の関係はありません。
削除
削除は自分のノード上のデータを削除することです。 それだけです。 操作が自分のノード上で完結しますので、 他のノードとの連携のためのプロトコルはありません。
削除依頼
「この書き込みを削除してください」というメッセージを形式化し、 各ノードに通知する機能です。 remove_stamp, remove_idというフィールドが定義されていて、 この目的のために使います。 削除依頼レコードはremove_stamp, remove_idフィールドを持っているほかは 通常の書き込みレコードと同じです。 通常と同じフィールドを持つことができます (名前、本文、署名、添付ファイルなど)。
削除と対照的に、他のノードとの連携のためのプロトコルであって、 自分のノードに操作を加えることはありません (削除依頼レコードの追加そのものは別です)。
削除と削除依頼の関係
ノード管理者は削除依頼を見て削除することができます。 あたりまえのことですね。
削除の前後に、他のノードにも削除するよう、削除依頼を出すことができます。 例えば朔では削除のときに、 削除依頼を出すかどうかを選ぶことができます。
削除に関する誤解と事実
- 削除依頼は削除の記録である。
- 「削除は伝播しない」から生まれた誤解のようだ。 本当は各ノードに「書き込みの削除を依頼する」機能。
- 削除したら削除依頼を出さなければならない。
- 見たくないだけなら削除、公序良俗に反すると思えば削除依頼。
- 削除依頼は他のノードに送ってはならない。
- 「削除は伝播しない」から生まれるかもしれない誤解。 他ノードへの依頼なので、必要と思えば送る。
- 削除依頼があったら、それに従って削除しなければならない。
- 削除するかどうかは、そのノードの管理者の自由。
個人的な意見
- 削除依頼には理由も書いてほしい。著作権侵害とか。
- 削除依頼はむやみに発行しないでほしい。見苦しいので。