朔設定ガイド
主にUnixを想定した朔の設定ガイドです。 朔 5.2.0以降に対応しています。 簡単な使い方はチュートリアルをご覧ください。
設定ファイル
次の設定ファイルが順に読み込まれます。 後で設定したものが優先されます。 書式は同じです。 doc/sample.iniをご覧ください。
- file/saku.ini
- /usr/local/etc/saku/saku.ini
- /etc/saku/saku.ini
- ~/.saku/saku.ini
shingetsu/config.py で設定する項目もありますが、 ほとんどの場合は変更する必要はないと思います。
環境によっては設定したほうがよさそうな項目
[Network] # ポート番号 port: 8000 # IPv6が来ているがIPv4しかポート開放されていないときに有効にする # 環境によってはIPv6は最初からポート開放されている # それ以外の環境でも設定しなくて困ることはあまりなさそうな気はする prefer_ipv4: no [Gateway] # 管理者・掲示板を作れるユーザー・そのほかの利用ができるユーザーの接続元(正規表現) admin: ^127|^::1$ friend: ^127|^::1$ visitor: .
gateway.cgiをApacheと組み合わせるときの設定
Apacheと朔を組み合わせて使う方法をご覧ください。 Apacheの設定サンプル、各種スクリプトは朔に同梱されています。 スクリプトは通常 /usr/local/lib/saku/mkrss です。
server.cgiをApacheと組み合わせるときの設定
Apacheと朔を組み合わせて使う方法をご覧ください。
ノードをDNS登録するときの設定
設定は必須ではありませんが、 以下の設定をするとノードがIPアドレスでは認識されなくなり (通信できなくなり) DNS名とIPアドレスで二重に認識されることがなくなります。 特定の条件で繋がりにくくなることがあります。 どちらかというと設定した方がいいような気はしますがよくわかりません。
[Network] dnsname: node.shingetsu.info
保管庫との連携
ここでいう保管庫はmkarchive.pyで生成された、 静的なHTMLで作られた保管庫です。 これもまたApacheとの組み合わせです。
保管庫を生成するmkarchive.pyは朔に同梱されています。 不適切な書き込みがないことを確認のうえ、このスクリプトを動かしてください。 不適切な書き込みがあれば、それを削除してから動かしてください。 スクリプトは通常 /usr/local/lib/saku/mkarchive です。
朔では次のような設定が必要です。 Apacheで archive_dir をドキュメントルートとするような archive_uri を設定してください。
[Path] archive_dir: %(var)s/www/archive [Gateway] archive_uri: http://archive.shingetsu.info/
古い書き込みの定期的削除
古い書き込みが不要だという方は定期的に削除することをお勧めします。 save_record の値を秒単位で指定し、 save_size の値を整数で指定してください。 save_record の時間が経過し、 最近の save_size 件には含まれないレコードが削除されます。 例の2678400は1ヶ月の秒数です。
[Application Thread] save_record: 2678400 save_size: 100
古い書き込みの取得
逆にできるだけ古い書き込みも集めたいという方は ダウンロードの条件を緩くしてください。 しかし転送量が増えることから、あまりお勧めはできません。
get_range は初回取得時、sync_rangeは定期的な取得時の条件です。 指定した秒数が経っていない書き込みだけを取得します。 0を指定すると無限大を意味します。
[Application Thread] get_range: 0 sync_range: 0
スパムフィルタ
spam.txtにスパムの条件を正規表現で列挙します。 spam.txtの位置は設定ファイルで変更できます。 重要なのは書き込みがレコード形式に変換された状態でのマッチだということです。 レコード形式は書き込みの削除時に確認画面で見ることができます。 スパムを削除しながら、その条件を記述することができます。
1行目でファイルの文字コードを指定してください。